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クリエイティブって奥が深い。 ペルソナの理解編
広告クリエイティブ学べます
こんにちは。「クリエイティブって奥が深い。」シリーズの第五弾になります、よろしくお願いします!
事例を用いてクリエイティブの戦略・テクニック・デザインなどの解説を行っているXのアカウント「広告クリエイティブ学べます(@manaberu_ad)」を運営しております、川畑風雅・白戸拓野と申します。
世の中の広告は、必ずつくった人が存在し、裏側では、"なんのためにやる?・ターゲットは?・何を伝える?どんな風に?"など、多くの議論がなされているケースが多く、これらの"なぜ、誰に・何を・どう伝えるか"を組み立てる思考を、ここでは"クリエイティブ戦略思考"と呼ばせていただきます。
こちらのコラム「クリエイティブって奥が深い。」では、この"クリエイティブ戦略思考"を強くしていただくことを目標に、綴っています。
応用がきく考え方ですので、マーケティングに関わるときに限らず、経営・セールス・採用など、様々なビジネスシーンでご活用いただけますと幸いです。
さて、今回の内容は「ペルソナの理解編」となります。
「広告コピーの作成は、ターゲット理解が命」とも言われるように、適切な訴求軸・コピーをつくるためには、ターゲットの深い理解が必須になります。第二回の「ターゲットの理解編」で、ターゲットの見つけ方・整理の仕方を解説しましたが、今回は、そこからさらに踏み込んだ「ペルソナ」まで言及していきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
Vol. 5 ~ペルソナの理解編~
執筆していくテーマ「ペルソナの理解」について、まずは、言葉の意味をおさらいしましょう。
ペルソナ…主にどのような顧客に向けたものであるか、その具体的な人物像を設定すること
よく「ターゲット」と混合されることが多いですが、下記のように、明確に違いがあります。
〇ターゲット
・事務職で働きたいと考える20~30代女性
・新宿に週2程度で出社できる
・パソコンに強いとなお良い
→"集団"の概念
〇ペルソナ
・36歳の都内住み
・育児をする3人家族のママ中村さん
・在宅勤務メインの融通が利きやすい事務職を探している
・20代の頃はIT企業に勤務。
→"特定の1人"の概念
このn=1の理解を徹底的に深めることが、ペルソナを設計することとなります。
具体的には、こんな感じのプロフィールがペルソナになります。
本記事では、下記の順番で、ペルソナの設計することの「重要性や活かし方」「具体的な設計方法」まで解説して参ります。
①ペルソナを設計することの重要性・活かし方
②ペルソナの設計方法
①ペルソナを設計することの重要性・活かし方
まずは、ペルソナを設定することで、どんな良いことが起こるか?ないしは、なぜペルソナが無いといけないか?を理解していきます。
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