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クリエイティブって奥が深い。 広告クリエイティブの構図編

広告クリエイティブ学べます

こんにちは。「クリエイティブって奥が深い。」シリーズの第九弾になります、よろしくお願いします!

 

事例を用いてクリエイティブの戦略・テクニック・デザインなどの解説を行っているXのアカウント「広告クリエイティブ学べます(@manaberu_ad)」を運営しております、白戸拓野・川畑風雅と申します。

 

世の中の広告は、必ずつくった人が存在し、裏側では、"なんのためにやる?・ターゲットは?・何を伝える?どんな風に?"など、多くの議論がなされているケースが多く、これらの"なぜ、誰に・何を・どう伝えるか"を組み立てる思考を、ここでは"クリエイティブ戦略思考"と呼ばせていただきます。

 

こちらのコラム「クリエイティブって奥が深い。」では、この"クリエイティブ戦略思考"を強くしていただくことを目標に、綴っています。

 

応用がきく考え方ですので、マーケティングに関わるときに限らず、経営・セールス・採用など、様々なビジネスシーンでご活用いただけますと幸いです。

 

さて、今回の内容は「広告クリエイティブの構図編」となります。

 

今までは、クリエイティブ戦略に関する解説がメインでしたが、今回は、実際に広告バナーをデザインする際のポイントにフォーカスしていきます。「どう伝えるか」の部分ですね。

 

広告クリエイティブに活かせる代表的な6つの構図をピックアップし、それぞれの特徴や効果的な活用方法について詳しく解説します。ぜひ、最後までお付き合いください。

 

Vol. 9 ~広告クリエイティブの構図編

 

 

【構図の重要性】

 

広告バナーの役割は、「誰に・何を・どう伝えるのか」という情報を視覚的に的確に届けることにあります。

ただし、どれだけ戦略的にメッセージを構築しても、デザインがその意図を表現できていなければ、その効果は半減してしまいます。

 

そこで、「構図」は重要な要素の一つとなってきます。限られたスペース内で最大限の訴求効果を発揮するためには、構図の選定が欠かせません。不適切な構図では、メッセージが伝わりにくくなる可能性があります。

 

例えば、単一の商品を訴求したいバナーでシンメトリー構図(後ほど解説)を採用すると、ターゲットに「この商品には2つのバリエーションがあるのか?」と誤った印象を与え、余計な認知負荷を生んでしまうことがあります。

 

一方で、視線を集約しやすい放射線構図やフレーミング構図を採用すれば、ターゲットに意図した情報を直感的に伝え、広告の視認性と記憶定着率を向上させることができます。

 

ターゲットが無意識のうちに求める情報を受け取り、瞬時に理解できる広告バナーを生み出すには、構図の理論を深く理解し、適切に落とし込むことが重要です。

 

 

【構図の考え方が重要視される業界】

 

構図は、さまざまな業界の広告デザインに活用されていますが、

特に以下の分野のように、商品のビジュアルが需要な業界で重要となります。

 

・ファッション業界

ファッション広告では、ブランドの世界観を伝えるために、構図が特に重視されます。

モデルの配置や背景のバランスによって、高級感や躍動感を演出できます。

 

・飲食業界

食品広告では、「美味しさ」「美しさ」を視覚的に伝えることが重要です。

構図を工夫することで、食材の新鮮さや料理の魅力を強調し、購買意欲を刺激します。

 

・テクノロジー業界

最新ガジェットやアプリの広告では、製品のデザインや機能性を引き立たせる構図が求められます。

洗練されたレイアウトで、未来的な印象を与えることが可能です。

 

・自動車業界

車の広告では、スピード感や力強さを表現するために、対角線構図や放射線構図が多く用いられます。

見る人に迫力を感じさせることで、ブランドのイメージを強化します。

 

・美容業界

化粧品やスキンケアの広告では、シンメトリー構図やクローズアップ構図が多く使用されます。

対象となる商品の特徴や、肌の質感を際立たせることで、視覚的な説得力を高めます。

 

 

【6つの構図解説】

 

それでは、広告デザインでよく使用される6つの構図について、それぞれの特徴と活用シーンを解説します。

 

1. 三分割構図

 

三分割構図は、画面を縦横に3分割し、被写体をラインや交点に配置する構図です。

基本的な構図で、写真やグラフィックの構成要素を効果的に配置でき、視線の流れをスムーズにする効果があります。

 

ポイント

・目を引く要素を交点に配置することで視認性が向上

・左右どちらの視線の流れにも対応可能

・余白を適切に取り、バランスの良いデザイン

 

活用例

ファッション広告、風景写真、ブランドビジュアルなど

 

 

2. 放射線構図

 

放射線構図は、線を放射状に配置し、視線を被写体へと集中させる構図です。

動きや迫力を感じさせることができるため、スピード感やエネルギッシュな印象を演出する際に最適です。

特に、ブランドのシンボルやキャッチコピーを強調するのに適しています。

 

ポイント:

・放射線の中心に被写体を配置し、視線を誘導

・背景に放射線状のデザインを取り入れるとさらに効果的

・ダイナミックな要素を強調し、迫力のあるビジュアルを作成できる

 

活用例

スポーツ用品広告、エンターテインメント系広告、イベントポスターなど

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