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後輩的おしごとtips

田原あすか

電通でコピーライターをしている田原あすかです。

2019年入社で、現在4年目になります。

 

「新人コピーライターの勉強法的な講義」というテーマで、
広告クリエイティブ界隈の若手or学生の方向けに、
過去にadboxでお話させていただいた内容をベースに6回ほど、
記事を投稿させていただくことになりました。

 

第2回のテーマは

「後輩的お仕事tips」です。

 

大前提、若手のうちは自分で仕事を持ってくる、というよりは

先輩に声をかけていただいて仕事に入れてもらったり、

企画を教えてもらったりするものだと思います。

 

「新人だからこの案件まずは一緒にやってみよう」

「若手だからコピーの書き方丁寧に教えてあげよう」

という風に仕事をもらって、教えてもらったりすることを

普通に、当たり前のように思いがちですが……。

 

「先輩をする」って

今、難しいことになっているのではないか、

とも思うのです。

 

ありがたいことに、広告業界でも働き方改革が進み、

私が新入社員で入った頃は、逆に先輩が新人に気を遣うくらいになっていました。(!)

これは会社にもよると思いますが……

今どき、ちょっと強めに後輩に言ったり、仕事をふったりすると、

「〜〜ハラスメント!」となったり。

普段から色々なことに気を遣わないといけない風潮です。

 

クソつまんない後輩の企画にコメントを入れながら優しく見てくれて…

でも最後の最後、一番大変なところは先輩が引き取ってくれて…

仕事もこなして、後輩の面倒もちゃんと見る。(雑に扱わずに)

 

「先輩って後輩より大変かも……」と思うこともしばしばあります。

 

なので、「後輩だから」

仕事をもらえたり、企画を見てもらえたりすることを

当たり前と思わずに。

 

「どうやったらもう一度仕事をしたいを思ってもらえる後輩になるか」

「どうやったら、チームの一員として、どんな小ちゃいことでも居る意味を出せるようになれるか」

 

…というのを意識して頑張っていること(いたこと)を

「後輩的お仕事tips」と称し、パラパラといくつかご紹介できればと思います。

 

…の前に大前提的なマインドセットのお話を。

 

まずは、雑用のプロになる。

 

初っ端から後輩感たっぷりですが、これ、超大事です。

 

面倒な仕事を振られると

「なんでわしがこんなことせにゃならんのだ…」

という気持ちになってしまいます。

 

でも、そこで一歩止まって考えてみる。

 

Q:この仕事、自分がしなければ誰がすることになる?

 

A:たぶん、先輩。

 

コピーも書いて、

コンテも書いて、

企画書も書いて、

制作進行もして、

お金のこととかも仕切ってくれて、

プレゼンもする先輩。

 

or

 

ひよっこの自分。

 

「……」

 

後輩でもできる仕事は、後輩がしたほうが、

チームとしても、やるべき人がやるべきことに

時間と労力をきちんと集中できると思うので、

その方がいろいろ、いい感じじゃないでしょうか?

 

と、こういう風に考えてみると、

後輩が雑用するべき論への納得感が高まった気がして来ます。(ですよね?)

 

雑用のプロこそ、プロ後輩なのです!!!!(ババーン)

 

という雑用へのマインドセットを布教できたところで、

 

まずは、具体的なスーパーウルトラ雑用tipsを3つ。

 

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