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コピーライター分類してみた〜②キャッチ系と文学系〜
井手康喬
コピーど真ん中、キャッチ系と文学系。
さて、世のコピーライターを分類してしまおうという大胆企画コラムの第二回、今回は「キャッチ系」と「文学系」についての考察を深めていきます。
古来からあるコピーライターという仕事の、2大メジャーイメージともいえるこの2タイプについてのお話。まず、語るべきことが多すぎて何を書いてよいものか…と大いに悩みました。
が、やはり、このコラムを書く目的を、読んでくれた方に「自分の個性がわかれば/決まれば、これから進むべき道が見えて最短距離でたどりつける」という指針をもってもらうため、と決めていたので、そういう目的のもとで内容を書いていこうと思います。「キャッチ系」と「文学系」にはどんな人が向いているか、それがわかるような話をします。
ちなみにこのコラムシリーズは、「コピーライターの分類」という建付けではありますが、実際その内容は「コピーライターの仕事分類」でもあります。コピーライターとして仕事をしていると、幅広い課題に応えるためにこの6つの分類の技術をそれぞれ使わないといけない局面があるため、そういう視点でも読んでいただけるようにしていくつもりです。
それと、本当はこの第二回の内容は、かのマンガに登場する「水見式」(知らない方はご容赦を)のように、「この課題に対してそれぞれのタイプの人はこんなコピーを発想する」というのをやりたくて、トライもしてみたのですが、実際やってみると短絡的な答えになりすぎて説得力や面白みに欠けたのでやめました。
結論:キャッチ系と文学系はかなり似ている。
まず、「キャッチ系」と「文学系」はかなり似ている、という結論にたどり着きました。この回のコラムで、六角形の分類図では隣り合わせにあるこの2つのタイプを一緒に語ってしまおうと考えた理由でもあります。
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