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コピーライター分類してみた〜④事業系について〜

井手康喬

コピーライターは広告を超えていく

 

第4回目の今回は、「事業系」コピーライターについて、です。第一回のそれぞれの定義の中ではこう記していました。

 

「広告という枠を飛び越え、あらゆる事業や体験の未来を言葉で整理設計し人を動かせる人。」

 

そもそもコピーライターとは、広告の歴史の中で文案家として生まれ、その役割は主には広告表現を制作する範囲内での仕事として認知されています。実際に現在コピーライターと名乗る方は、広告の業務に携わる方がほとんどではないかと思います。

 

が、長くコピーライターをやっていると、僕もそうですが、時々事業についてのコピーワークに携わる機会があったりします。人によってはそっちの面白さに魅せられて舵を切る人もいます。

 

広告から生まれたコピーライターが、その技と知恵が、枠を超えて事業設計へ。今回のコラムではそのあたりの解説をしたり意義について考えていきたいと思います。

 

 

「コンセプトワーク」の知恵は事業に通用する

 

そもそも、広告の技術であるコピーライティングが、なぜビジネスや事業の分野で役に立つのか?または通用しない部分があるとしたらどういう部分なのか、について。このあたり体系的にまとまっている文献や資料がないので、僕の知識や経験もまじえて語っていきます。

 

コピーライターが事業設計において役に立つ分野は、ずばり言うと「コンセプトワーク」です。前回のコラム「統合系について」で書きましたが、コピーライターの役割というのは、「最終的な表現の中の言葉を書く」にとどまりません。必要に迫られてかもしれませんが、コピーライターというのは、広告制作進行の各フェーズでしばしばそのスキルが輝く場面があるのです。

 

①【論理的に整理する】

 いまある状況をわかりやすい言葉で論理的に整理し

②【課題を絞る・争点化する】

 人々の無意識下にあるモヤモヤの中から課題を見つけ出し/争点化し

③【目標や解決を言語化する】

 目指すべきゴールを言語化しソリューションを明示する

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