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ビジネスプロデューサー鬼十則:①「ワークライフバランスなんて言ってる奴はクソ」②「外に出る、人と会う」

田中陽樹

ビジネスプロデューサー鬼十則

ADBOXでは初めてとなる、ビジネスプロデューサーの連載を執筆させていただいております。

課金しないと見られないメディアであるのを良いことに、気を張らずに正直に、大好きな鬼十則形式で書いていくという連載です。

第1回は自己紹介だったので、ここからいよいよ本編スタートです。

 

その前に・・・。田中陽樹って何してるの?

僕は2006年に新卒で電通に入社し、2017年に退社。

その後、創業期のThe Breakthrough Company GOに入り、ビジネスプロデューサーチームのリーダーを6年間務めました。

GOでは、ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」の立ち上げをはじめ、ユニクロ・JR・docomoのような大企業を担当させていただき、いわゆる販売促進領域から、新規事業の立ち上げ、MVVの作成など、幅広い領域の仕事をさせていただきました。

そして、2023年に「CMインハウス」というTVCMをインハウスで運用するシステムをGO社内で立ち上げました。

ブラックボックス化しているTVCMデータを広告主側に公開し、見積もりから効果検証まで、すべてわかりやすく透明化&効率化する仕組みです。

この事業の拡大に注力するために2023年12月にGOから独立して、株式会社CMIを立ち上げました。

GOでは広告に限らず幅広い領域の仕事をしていたので、「ビジネスプロデュースやめてメディア一本に絞るのかな?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、この立ち上げには、僕がビジネスプロデューサーとして成し遂げたいことと、それを叶えるための狙いがあります。

 

相談されることは大きな価値

TVCMはいまもなお、広告キャンペーンの予算の大半を占めています。

仮に広告予算3億円のキャンペーンがあった場合、

CM制作費 3000万円

タレント契約費 4000万円

TVCM媒体費 1.2億円

デジタル広告 6000万円

残5000万円=OOH、PR、WEBサイト制作 etc

このような予算割合が多く存在します。

TVCM枠の仕組みはブラックボックスにされていて、億単位の媒体費をTVCMに投じているのに「いつ・どの枠に・いくら使ったか・その結果はよかったのか」これをすぐに答えられる広告主はほとんどいません。

僕はビジネスプロデューサーを、「プロジェクトの最高経営責任者」だと思っています。

多額の予算を投じているTVCMを広告主側が理解して効果的に運用することは、そのプロジェクト成功の重要な条件であり、それを可能にすることはビジネスプロデューサーの使命の1つだと思ったため、「CMインハウス」を立ち上げました。

もちろん、TVCM枠の買付だけで課題のすべては解決できませんが、独立したばかりの僕が「最高峰のビジネスプロデューサー経験で、戦略もクリエーティブも媒体も全部やります!」と言っても、逆に広告主側は僕に何を頼めば良いのか分かりません。

そのため、あえて「CMインハウス」というド直球な名前で独立をしました。

理由は明確で・・・

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