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やっぱ、コピーは見た目だと思う。

岩田泰河

電通でコピーライターをしている岩田泰河です。

2014年入社で、現在、12年目になります。

 

コピーライターなので、コピーについて書きます。

自分が脳内で最近考えている、

かなりマニアックかつハードコアなことを垂れ流します。

 

恥ずかしいコピーを見せてくれ

 

先月、「やっぱ、コピーは100本書いたほうがいいと思う」と書きました。

記事を公開してから、変なこと書いちゃったなと、だいぶ焦りました。

 

冷静に考えると、100本書くの、大変すぎるので。

実際、なるべくたくさんコピーを書くように意識していますが、

60本とか80本くらいで止まることがほとんど。

 

改めて、コピー100本書くのって大変なんですよね・・・

 

そういえば、

コロナ前の打ち合わせでは、コピーを出力して

打ち合わせに紙の束を持ち寄っていました。

 

4,5年目くらいの若手の頃のことです。

 

打ち合わせでコピーを一枚ずつ見せていたのですが、

その場で「あ、これはあんまりよくないな」と恥ずかしくなって

見せられないコピーを何枚か隠していました。

 

コピーを一通り見せ終わったとき、とあるCDが、

「恥ずかしいコピーを見るのが楽しいんだから、ぜんぶ見せてよ」

と言いました。

 

自分で「あんまりよくない」と思っているコピーなので、

意地悪だなあ、と思いながらもぜんぶ見せると、

隠していたコピーの中にダイヤの原石が眠っていて、

「これは、君が気づいてないだけで、すごくいいコピーだ」

って褒めてもらえる。

 

・・・というようなことはなく、

ふつうに「ふーん」って流されたりしていました。

 

でも、勇気をふりしぼって、

人にコピーを見てもらう、選んでもらうことで、

コピーの力って劇的に伸びていく、

ということを実感しました。

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