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ボディコピーについて考えてみた。
岩田泰河
電通でコピーライターをしている岩田泰河です。
コピーライターなので、コピーについて書きます。
自分が脳内で最近考えている、
かなりマニアックかつハードコアなことを垂れ流します。
今回は、コピーライター9年目の後輩Kさんと対談して、
ボディコピー・ステートメントについて考えました。
では、対談をお楽しみください!
1 ボディコピーって、どう?
K:
前回のコラム、読みました。
岩田:
ありがとうございます。5000字以上ある記事を…
K:
コピーライターが5000文字書くって、まずないですよね。ボディコピーでも1000字超えることなんてないですし。
岩田:
だいたい200字くらいですよね。情報過多の時代で、長い文章はあまり好まれないので、体感的には120〜150字、1ツイートくらいが限度かも…
K:
文字数の話から、強引にボディコピーの話につなげていきたいんですけど…ボディコピー書くときって、最初に文字数を決めてから書きますか?
岩田:
いや、全然決めてない…というか、文字数より「読んでいて飽きないか」の方を気にしてるかも。「長いな」と感じるってことは、余計な内容か、退屈な主張が混ざっているってことだから、そこで削る。プレゼン用のステートメントは200字どころじゃなく長くなったりもしますが。
そういえば、澤本嘉光さんから、「最近、ステートメントを書ける人がほとんどいない。だから、ステートメント書けるコピーライターの仕事めちゃくちゃあるよ」って言われたんですよ。そういう実感はありますか?
K:
ありますね。例えば、僕が一緒に仕事する、某クリエイティブディレクターは、ステートメントを提案にうまく使うんですよね。「ここまで皆さんと議論してきた僕たちのチームの気持ちをまとめると、こうです。どん!」みたいな。とりあえずステートメントにすることで、クライアントも含めてチームの方向性を一つにまとめていました。
岩田:
でも、コピーライター的に「ステートメントって本当に華々しいのか?」っていう感覚もあって…なんか地味というか、書いたステートメントが世に出て目立つことって、ほぼないですよね。
K:
それでも僕は好きですよ。華々しいと思ってます。コピーライターの実力が出るのは、キャッチコピーよりボディコピーかなと思ってるんで。
岩田:
ボディコピーの方が実力が出ますか?
K:
キャッチコピーって「当てずっぽうでも書ける」ってよく言われるじゃないですか。たくさん書けば、まぐれでいいコピーが混じっていることもある。でもボディコピーは、それができないので、実力が試されると思うんです。だから、いいボディコピーが書けると、「俺はコピーライターだな」って自己肯定感が高まりますね(笑)。
岩田:
それもわかりつつ、「短く言えたら気持ちいい」という感覚も僕は捨てきれないんですよね。
K:
両方ありますよね。キャッチコピーが流通したら、それはそれでめちゃくちゃ嬉しいですし。
2 ボディコピーって、どう学ぶの?
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