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世界の広告を、勝手に因数分解してみた。Vol.5
世瀬健二郎
こんにちは。世瀬健二郎です。
世界のアイデアをひたすら収集するTwitterアカウント
「IDEAFUL(@ideafuls)」の中の人をやっていて、
本業は中国・上海で広告クリエイティブをしています。
独断と偏見を持って広告事例を因数分解していくという当コラム。
(全て裏どりをしているわけではないので、その点ご注意くださいね)
それでは今回もボチボチ始めていきましょう!
今月の1本目は、
IKEAの最新プリント広告事例です。
商品は脇役?謙虚過ぎるIKEAの広告
IDEA1: 「PLOUDLY SECOND BEST」
IKEA
毎度話題になるIKEAの広告。
今回のポスターシリーズも他とは一味違う、
クリエーティビティーのあるものにに仕上がっています。
写真を見ると、どうもIKEAの商品であるはずの
椅子やベッドが隅に置かれていることに違和感を覚えます。
言わずもがな「広告は商品が主役」ですから、
なんでまたこんな脇役のように商品が描かれてるの?と
不思議に思ってしまうのは当然のこと。
その答えは、ロゴの横に添えられたコピーの中にありました。
「Proudly Second Best」
(二番目であることを誇りに思う)
な、なんて謙虚なコピーなんでしょう...!?
商品を推してなんぼであるはずの広告で、
二番目を誇りに思うなんで、
一体全体どうやってこの広告は生まれたのでしょうか。
では早速、妄想して行きます!
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