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アドさんぽ 第四話

吉兼啓介 / 尾上永晃

吉兼       えーと第4回目ですかね、アドさんぽ。

尾上       渡すものがありまして。

吉兼       あれでしょう。チベット行ったからどうせバター茶でしょう?

尾上       違うのよこれが。

吉兼       うわ、出た。今になって、年賀状をいただきました。僕が送った年賀状の返信。

…尾上さんが龍に絞め落とされそうになっているイラストつきです。

尾上       年「度」賀状ね。遅いから。

吉兼       …やっぱあれだね。ものをサボって追い詰められると新しいアイデアが出てくるね。

尾上       そうね(笑)。

吉兼       いいね、年度賀状。えー、神奈川県鎌倉市山ノ内……。

尾上       おいおい。

吉兼       で、今日は王子に来てますが、なんで王子なんでしたっけ?

尾上       「チーム友達」ですよ。この店の前でPV撮影しててせっかくだから行ってみたいなと思ってて、来てみたというね。

 

 

吉兼       今、てん天というお店で天丼食べてますが、俺この店知らなかったんですけど。チーム友達すら知らなかったんですけど。

尾上       若ければ自然に知るものをオジサンは知れない現象。なんか前もそんな話、新宿だっけ?

吉兼       なんかしたね。ミナモ?ミナモじゃない、なんだっけ?

尾上       MISAMOかな。

吉兼       …知らないことが増えてきますね。

尾上       でもさ、お子さんが3人いて、一番上が小4くらいとかだとさ勝手にその文化入ってくるでしょう、うちに。

吉兼       そうね。歌手とかね。

尾上       『Bling-Bang-Bang-Born』とかやってるでしょう、うちで。やってない?

吉兼       やってる、やってる。

尾上       ああいうのもさ、子供いなかったら入ってこないかもよ。

吉兼       そうね。

尾上       流行語なんじゃない?あれ。

吉兼       『Bling-Bang-Bang-Born』?意味は?

尾上       意味はないでしょう。

吉兼       『アイドル』超えたんでしょう?

尾上       『アイドル』超えた。もうあれで最高到達点だと思ったらさ、そこからさらにくるからさ、参っちゃうよね。

吉兼       というわけで今日は昼飯食いがてら、てん天から始めて花見のシーズンなので飛鳥山公園を通り抜けていきたいと思います。

尾上       はい。最初のほうは会社同士を歩いてさ、次は初詣でなって、もう花見か。シーズナルってことね。

吉兼       そうです。だから、一生回せます、これ。

尾上       一生回せる、たしかに。春は花見の広告、今日も出てるしね。

吉兼       花見の広告?

尾上       サントリー生の広告電車で見たけど。

吉兼       ああ、花見なんだ。

尾上       花見。いい花ですね、(どうする?)みたいな。なんだっけな...。

吉兼       あ、怒られるよ、クリエイティブ作ってる栗田さんたちに。

尾上       やばい(笑)。ビールでも飲みたくなるようないい花ですねみたいに書いてあって、(どうする?)みたいな、上白石さんのビジュアルで、こっち見てるみたいな、いざなうやつですね。いい雰囲気の。

吉兼       なるほど。あれもやってるよね、マクドナルド。

尾上       花見?

吉兼       花見ではなく、4月の新生活シーズンで上京した女の子がいて。「マックはホームシックにすこし効く。」というコピーが入るやつ。僕も上京組だから共感しますねぇ。

尾上       はいはい。福部さんがやってるやつだ。

吉兼       そういえば『デューン』観た? 俺は初日にIMAXで観た。

尾上       俺も初日かな、ほぼ。

吉兼       2回観ました。良すぎて。ドゥニ監督が好きだから。俺観てないけど『オッペンハイマー』観たんでしょ?

尾上       うん。

吉兼       良かったんでしょ? ほら。何も言わないでください。

尾上       いや俺今表情しかやってない。

吉兼      どっちが良かった?

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